出産準備リストを見ると、点数が多いわりにどれも「必要」と書いてあります。全部そろえると予算が足りないが、どれを削っていいのかが分からない。出産準備でいちばん困るのはここです。
この記事は、限られた予算で出産準備をする人に向けて、削る判断の順番をまとめたものです。読み終えると、削ってはいけないものと、代用や後回しで済むものの線引きが分かります。
具体的な金額は書いていません。 価格は変わるうえ、当サイトでは確認できていません。確認していない金額を書くと、そのまま誤情報になります。ここに書いているのは、どこから削るかの順番だけです。
予算を配分するとき、金額の大小で決めると失敗します。やり直しが効くかどうかで分けてください。
| 区分 | 判断 | 例 |
|---|---|---|
| 安全に関わる | 削らない | チャイルドシート、寝具、ゲートなど |
| 毎日使う | 削らないが、こだわらない | おむつ、おしりふき、着替え |
| 無くても回る | 後から必要になったら買う | 専用の便利用品、おもちゃ、飾り |
上の行から順に予算を割り当てて、残った分で下を買うのが基本の順番です。逆にすると、下の行に使ったあとで上の行が足りなくなります。
安全に関わるものは、金額ではなく基準で選んでください。
- 安全基準の表示があるかを確認する。国内で流通しているものには、安全基準に適合したことを示す表示が付いているものがあります
- 対象の月齢や体重の範囲が、実際に使う時期と合っているか
- リコールが出ていないか。製品名で調べれば確認できます
中古や譲り受けを避けたほうがよいのも、この区分です。見た目では分からない劣化や、過去の事故歴が分かりません。特に衝撃を受け止めるものは、一度でも強い力がかかると性能が変わることがあります。
説明書は捨てないでください。 取り付け方を間違えると、安全のための機能が働きません。譲り受ける場合も、説明書があるかを確認してください。
出産準備リストに載っているもののうち、家にあるもので代用できるものがあります。
- おむつ替えの台 → 床にバスタオルを敷けば足ります。台からの転落はよくある事故なので、床のほうが安全でもあります
- 調乳用のポット → 電気ケトルとお湯を冷ます容器で足ります
- ベビーバス → 洗面台やシンクで足りる時期があります。使う期間が短いものの代表です
- 授乳クッション → 手持ちのクッションを重ねて高さを作る形でも始められます
「専用品のほうが快適」なのは事実です。 ただし快適さのために先に買って、使う期間が短くて終わることがあります。代用で始めて、不便を感じたら買うほうが確実です。
生まれる前に決められないことがあるので、それが決まってから買うと無駄が減ります。
- 哺乳瓶をたくさん。母乳がどれくらい出るかは生まれてみないと分かりません。1〜2本で始めてください
- 搾乳器。搾乳が必要かどうかは、母乳の出方と預ける予定が決まってからです
- ベビー服のまとめ買い。成長の速さには幅があり、サイズが合わないまま終わることがあります
- おもちゃ。生まれてすぐは使いません
授乳用品の選び方は別の記事にまとめています。
使う期間が短いものは、買わずに済ませる選択肢があります。
- 使う期間が数ヶ月のもの(新生児期だけの寝具、ベビーバス)はレンタルが向きます
- サイズアウトが早いもの(服)は譲り受けが向きます
- 自治体や産院が貸し出しているものがあります。搾乳器やベビースケールは、買う前に確認する価値があります
ただし前に書いたとおり、安全に関わるものは中古を避けてください。ここだけは例外です。
🛏 多機能すぎるもの
🛏 多機能すぎるもの
機能が多いほど「長く使える」ように見えますが、実際に使うのは一部の機能だけということがよくあります。使わない機能のぶんまで、大きさと価格を負担することになります。
対策は、いま困っていることが1つ解決するかで選ぶことです。将来使うかもしれない機能は数に入れないでください。
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同じものを何枚も
👕
同じものを何枚も
服も哺乳瓶も、受け入れられるかどうかが分かる前に数をそろえると、丸ごと無駄になります。
対策は、1つ試してから足すことです。合わないと分かってから買い直すほうが、結果的に安く済みます。
🎁
見た目で選んだもの
🎁
見た目で選んだもの
写真映えするものは、実際の使い勝手と一致しないことがあります。毎日触るものほど、見た目より扱いやすさが効きます。
対策は、1日に何回触るかを数えることです。回数が多いものは、扱いやすさを優先してください。
毎日使う消耗品は削れませんが、工程を減らして手間のほうを軽くすることはできます。当サイトで扱っているものから挙げます。
おしりふきは片手で取り出せるかで使い勝手が変わります。もう片方の手は赤ちゃんを押さえているためです。ふた付きのおしりふきは片手で開けられます。
実際に使ってレビューしたアイテム

使用済みのおむつのにおいが気になって捨てに行く回数が増えているなら、袋のほうで対処できます。おむつが臭わない袋は、入れてから捨てる形で使います。
おくるみは1枚で用途が変わります。 掛けもの、日よけ、床に敷くものと使い分けられるので、専用品を何点も買わずに済みます。おくるみがこれにあたります。
ミルクは計量が要らない形だと、疲れている日の負担が変わります。らくらくキューブは1袋で1回分になります。
いずれも無くても回ります。困っている工程がある人だけ検討してください。
出産準備の予算配分で効くのは、安いものを探すことではなく削る順番を決めることでした。
- 安全に関わるものは削らない。中古も避ける
- 専用品は代用できることが多い。不便を感じてから買う
- 生まれてから決まることは、決まってから買う
準備リストは「あると便利なもの」を全部並べたものです。そのまま買いそろえる前提のリストではありません。
免責事項: 本記事の情報は執筆時点のものです。アイテムの仕様や価格は変更される場合があります。購入前には必ず最新情報をご確認ください。チャイルドシートや寝具など安全に関わる製品は、必ず取扱説明書に従って使用し、対象月齢・体重の範囲を守ってください。


