生後10-12ヶ月は、赤ちゃんから幼児への大きな変化の時期です。つたい歩きから初歩、離乳食完了期まで、1歳の誕生日に向けたこの時期の発達と必要なケアについて詳しくご紹介します。
身体の発達
身体の発達
- つたい歩き:家具に沿ってスムーズに移動
- 立ち上がり:何もつかまらずに立てる子も
- 手指の器用さ:ピンサー把握が完成
- 体重:出生時の約3倍
発達のポイント
発達のポイント
運動面の発達
- 階段を上ろうとする(下りは危険)
- しゃがむ動作ができる
- 両手を使って複雑な動作
認知・言語面の発達
- 簡単な言葉を理解する(「おいで」「だめ」など)
- 指差しが始まる
- 模倣行動が活発(拍手、バイバイなど)
この時期に必要なアイテム
この時期に必要なアイテム
歩行準備
- ファーストシューズ:室内用の滑り止め付き
- 転倒対策:頭保護パッドやヘルメット(我が家は7ヶ月から1歳半まで使いました)
- 歩行器(議論分かれる):使用時間を制限
知的発達促進
- 絵本:破れにくい厚紙タイプ
- 楽器おもちゃ:太鼓、マラカス、ピアノ
- ボール遊び:柔らかく大きめのボール
身体の発達
身体の発達
- 一人立ち:10-15秒程度立っていられる
- 歩行の兆候:1-2歩踏み出す子も
- 階段昇降:ハイハイで階段を上る
離乳食3回食の開始
離乳食3回食の開始
10-11ヶ月頃から離乳食を1日3回に増やします。
3回食のタイムスケジュール
- 朝食:7-8時
- 昼食:12-13時
- 夕食:17-18時
- 授乳:離乳食後と寝る前など
離乳食完了期の特徴
離乳食完了期の特徴
形状と固さ
- 粒状・角切り:歯茎でかめる程度(肉団子程度)
- 大きさ:5-8mm程度
- 手づかみ食べ:主食の1/3程度
栄養バランス この時期は、栄養の多くを離乳食から摂るようになっていきます。どのくらいの割合になるかには幅があるので、進み具合は健診で確認してください。
主食(炭水化物)
- 軟飯:90-80g
- パン:8枚切り1枚
- 麺類:45g
主菜(たんぱく質)
- 魚:15g
- 肉:15g
- 豆腐:45g
- 卵:全卵1/2個
副菜(ビタミン・ミネラル)
- 野菜・果物:40-50g
手づかみ食べの本格化
手づかみ食べの本格化
この時期は手づかみ食べが食事の基本となります。
おすすめメニュー
- おにぎり:海苔巻き、小さなサイズ
- サンドイッチ:具材を挟んで一口サイズ
- 野菜スティック:茹でた根菜類
- ハンバーグ:小さく丸めて
- パンケーキ:手のひらサイズ
身体の発達
身体の発達
- 歩行:数歩から10歩程度歩ける子が増える
- 体重・身長:出生時の約3倍・1.5倍
- 歯の本数:6-8本程度
発達のポイント
発達のポイント
運動面の発達
- 立ったり座ったりがスムーズ
- 手を離して立っていられる
- ボールを投げる動作
言語面の発達
- 意味のある単語を1-3語話す
- 大人の指示をより理解する
- 物の名前を覚え始める
社会性の発達
- 大人の行動を真似する
- 人見知りが少し落ち着く場合も
- 感情表現が豊かになる
1歳の誕生日準備
1歳の誕生日準備
記念撮影・お祝い
- 選び取り行事:将来を占う日本の伝統
- 一升餅:背負わせる行事
- 手形・足形:成長記録として
食事関連
- 誕生日ケーキ:砂糖控えめの手作りケーキ
- パーティーメニュー:手づかみできるフィンガーフード
- アレルギー配慮:参加者の食物アレルギー確認
つたい歩き・歩行期は事故が最も多い時期です。
室内安全対策
室内安全対策
転倒・転落防止
- 角の保護:すべての家具にコーナーガード
- 階段:上下にベビーゲート(開閉式推奨)
- ベランダ:手すりの高さ確認、踏み台撤去
誤飲防止
- 3cm以下ルール:トイレットペーパーの芯を通るものは撤去
- 電池:リモコンなどの電池蓋を固定
- 薬剤:チャイルドロック付きボックスに保管
我が家で実際に起きたこと
我が家で実際に起きたこと
ここまでは一般的に言われている対策です。我が家で実際に冷やっとしたのは、少し違うところでした。
🪑危なかったのは「角」ではなく「のぼること」
子ども用のテーブルとイスを、角が丸いことを決め手に選びました。売り場でも、角の丸さは必ず書いてあります。
ところが、実際に何度も冷やっとしたのは椅子や机にのぼって落ちそうになることでした。角の丸さでは、これは防げません。
子どもが自分で座れる高さは、同時に、自分でのぼれる高さでもあります。結局、子どものいる場所に置いておくと危ないので、毎回片付けることになりました。
買う前に見るべきだったのは、角より「のぼったときにどうなるか」だったと思います。詳しくは子供用の木製テーブルとイスを2歳まで使った記録に書きました。
🪖床のマットでは、家具の下が守れません
つかまり立ちが始まると倒れ方が変わるので、頭を守るヘルメットを使いました。つかまり立ちをした7ヶ月ごろから1歳半くらいまでです。
出番があったのは、この3つの場面でした。
- ハイハイ中に、頭を床にごっつんするとき
- 立っているときに、急に倒れるとき
- テーブルや椅子の下に潜って、立とうとするとき
3つ目は、買う前には思いつきませんでした。 転倒ではなく、頭を上にぶつける動きです。床にジョイントマットを敷いていても、テーブルの下までは守れません。
衝撃を和らげてくれていたと思いますが、着けるのを嫌がる時期もありました。 嫌がったときにどうするかは、買う前に一度考えておくことをおすすめします。
実際に使ってレビューしたアイテム

床側の対策はジョイントマットを厚み20mmにした話、ヘルメットの詳しい話は頭ごっつん防止ヘルメットを1歳半まで使ってにあります。
🚪ベビーゲートは、場所によって型が違います
1歳ごろから使い始めました。我が家は2種類を使い分けています。
| 場所 | 選んだ型 | 理由 |
|---|---|---|
| キッチンの入口 | 突っ張り式 | 置くだけの型を子どもが動かしたため。 包丁もコンロもあるので、位置を変えられたら意味がない |
| テレビまわり | 置くだけ | 突っ張れる面が無い。囲いたい幅も、ドアの開口より広い |
テレビまわりで防いでいたのは**「近づきすぎること」と「テレビ台にのぼること」の2つ**です。ここでも、のぼる話が出てきます。
置くだけの型は3歳手前には自分で動かされたので、プレートの上に重しを置いて使っていました。
選び方はスマートゲイト2をキッチンで使った記録とおくだけとおせんぼをテレビの前にに、それぞれ書いています。
外出時の安全対策
外出時の安全対策
公園・外遊び
- 遊具:対象年齢を確認
- 目の届く範囲:常に視界に入る距離で
- 服装:フードなし、紐なしの服を選択
車・ベビーカー
- チャイルドシート:後ろ向き推奨(2歳まで)
- ベビーカー:必ずベルト着用
- ハーネス:人混みでの使用検討
歩行発達を促す遊び
歩行発達を促す遊び
室内でできる運動
- 風船遊び:軽くて安全、追いかけて歩く
- 音楽に合わせて体を動かす:リズム感も育つ
- トンネルくぐり:这って通り抜ける
おもちゃ・アイテム
- 押し車:歩行練習に最適
- ロッキングホース:バランス感覚を養う
- 大きなブロック:積んだり崩したり
言語発達を促す遊び
言語発達を促す遊び
コミュニケーション遊び
- 絵本の読み聞かせ:毎日の習慣に
- わらべうた:手遊びを交えて
- 日常会話:実況中継するように話しかける
おすすめの絵本・おもちゃ
- しかけ絵本:めくったり引っ張ったり
- 動物の鳴き声絵本:音と言葉の関連付け
- 電話おもちゃ:会話の練習
生後10ヶ月(3回食開始)
生後10ヶ月(3回食開始)
6:30 起床・授乳 7:30 朝食(離乳食1回目) 8:30 遊び・つたい歩き練習 10:00 睡眠 11:30 授乳・外遊び 12:30 昼食(離乳食2回目) 13:30 睡眠 15:00 おやつ・授乳 16:00 室内遊び 17:30 夕食(離乳食3回目) 19:00 お風呂 20:00 授乳・就寝準備 21:00-6:30 夜間睡眠
生後12ヶ月(幼児食移行期)
生後12ヶ月(幼児食移行期)
7:00 起床・朝食 8:00 遊び・歩行練習 10:00 おやつ・牛乳 10:30 外遊び・公園 12:00 昼食 13:00 睡眠 15:00 おやつ・牛乳 15:30 室内遊び・絵本 17:30 夕食 19:00 お風呂 20:00 牛乳・就寝準備 21:00-7:00 夜間睡眠
1歳からの食事変化
1歳からの食事変化
牛乳の開始
- 時期:1歳の誕生日から
- 種類:普通の牛乳(成分無調整)
- 量:1日200-400ml程度
調味料の使用
- 塩・砂糖:ごく少量から
- 醤油・味噌:薄味で風味付け程度
- 油:少量の植物油
避けるべき食材(1歳まで)
避けるべき食材(1歳まで)
絶対に避ける
- はちみつ:ボツリヌス菌のリスク
- 生もの:刺身、生卵、生肉
- アルコール:料理酒も完全に煮切る
注意が必要
- ナッツ類:誤嚥のリスク
- こんにゃく:噛み切れない
- 硬い豆:そのままは危険
歩行に関する悩み
歩行に関する悩み
まだ歩かない
- 個人差:10-18ヶ月で歩き始めは正常範囲
- 筋力不足:つたい歩きやハイハイを十分させる
- 靴の影響:室内では裸足が基本
転倒が多い
- 発達過程:転倒は学習の一部
- 環境整備:危険な場所の除去
- 見守り:過度に心配せず見守る
食事に関する悩み
食事に関する悩み
食べムラが激しい
- 成長の変化:成長速度の変化で食欲に波
- 自律性:自分で食べたい欲求を尊重
- 環境作り:楽しい食事の雰囲気
手づかみ食べを嫌がる
- 感覚過敏:手に食べ物がつくのを嫌う
- 段階的慣れ:スプーンやフォークから始める
- 汚れOK:汚れることを前提とした環境作り
健診でチェックする項目
健診でチェックする項目
身体発達
- 体重・身長・頭囲の成長曲線
- 歩行の状況
- 歯の生え方
精神発達
- 言葉の理解・発語
- 人とのコミュニケーション
- 遊びの内容
相談したいことの準備
相談したいことの準備
発達に関する質問
- 歩行開始時期の相談
- 言葉の発達について
- 他の子との比較で気になること
生活面の相談
- 睡眠リズムの悩み
- 食事の進め方
- しつけの開始時期
生後10-12ヶ月は、赤ちゃんから幼児への重要な移行期です。
この時期の重要ポイント
- 歩行に向けた安全な環境作り
- 離乳食完了期の栄養バランス
- 言語発達を促すコミュニケーション
- 1歳の記念日準備
歩き始めると世界が大きく広がりますが、同時に事故のリスクも高まります。安全対策を徹底しながら、好奇心旺盛なこの時期を存分に楽しませてあげることが大切です。
1歳の誕生日は、親子にとって特別な記念日です。これまでの成長を振り返り、これからの成長を楽しみに、素敵な1歳を迎えてください。
免責事項: 本記事の情報は一般的なガイドラインに基づいています。発達には大きな個人差があり、本記事の内容は発達の到達度を判定するものではありません。赤ちゃんの健康や発達に関する心配がある場合は、必ず小児科医や地域の保健センターにご相談ください。


