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【生後7-9ヶ月】お座り・ハイハイ期の発達ガイド - 離乳食中期と安全対策完全版

生後7-9ヶ月の赤ちゃんの発達段階と育児のポイントを詳しく解説。お座り完成からハイハイ開始まで、離乳食中期と安全対策をご紹介します。

2025年9月28日

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子育てポートフォリオ

7-9ヶ月
お座り
ハイハイ
離乳食中期
つかまり立ち
人見知り
【生後7-9ヶ月】お座り・ハイハイ期の発達ガイド - 離乳食中期と安全対策完全版
生後7ヶ月:お座り完成期
身体の発達

生後7-9ヶ月は、赤ちゃんの運動能力が飛躍的に発達し、行動範囲が大きく広がる時期です。お座りの完成からハイハイ、つかまり立ちまで、この時期の発達と必要なケアについて詳しくご紹介します。

生後7ヶ月:お座り完成期

身体の発達

  • お座り:支えなしで安定して座れる
  • 手の自由度:座った状態で両手でおもちゃを操作
  • 歯の萌出:下の前歯が生え始める子も
  • 体重:出生時の約2.5倍

発達のポイント

運動面の発達

  • 座った状態から前後左右に手を伸ばす
  • うつ伏せから四つ這いの姿勢を取る
  • 膝立ちの姿勢ができる

認知・社会面の発達

  • 人見知りが本格化
  • 自分の名前に反応する
  • 簡単な因果関係を理解し始める

この時期に必要なアイテム

安全対策の強化 お座りができるようになると行動範囲が広がるため、安全対策が重要です。

  • ベビーゲート:階段上下、危険な部屋の入口
  • コーナーガード:テーブルや家具の角
  • ドアロック:引き出しや扉の開閉防止
  • コンセントカバー:感電防止

離乳食2回食の準備

  • ベビーチェア:しっかり固定できるもの
  • 手づかみ食べ用食器:滑り止め付き
  • エプロン:袖付きタイプ

生後8ヶ月:移動開始期

身体の発達

  • ハイハイ:前進できる子が増える
  • つかまり立ち:低いテーブルなどにつかまって立つ
  • 器用さ:親指と人差し指でつまむ(ピンサー把握)

離乳食2回食の開始

7-8ヶ月頃から離乳食を1日2回に増やします。

タイムスケジュール例

  • 1回目:午前10時頃
  • 2回目:午後2時頃
  • 授乳:離乳食後と寝る前など

2回食の進め方

第1週:1回食と同じ量で2回
第2週:少しずつ量を増やす
第3-4週:大人の食事時間に近づける

離乳食中期の特徴

形状と固さ

  • 粒状:舌でつぶせる程度(絹ごし豆腐程度)
  • 大きさ:2-3mm程度の細かい粒
  • 水分:とろみのあるペースト状から移行

新しい食材の追加

  • 肉類:鶏ひき肉、豚ひき肉
  • 魚類:白身魚、青魚(少量から)
  • :卵黄から開始(全卵は9ヶ月以降)
  • 乳製品:ヨーグルト、チーズ(加熱調理用)

手づかみ食べの準備

8ヶ月頃から手づかみ食べに興味を示し始めます。

適した食材

  • 野菜スティック:茹でた人参、大根など
  • 食パン:トーストして細く切る
  • おにぎり:小さく握って
  • 茹でた麺類:短く切って

生後9ヶ月:探索活動期

身体の発達

  • ハイハイ:スピードアップ、方向転換も上手に
  • つかまり立ち:安定してできる
  • つたい歩き:家具に沿って移動する子も
  • 指先の器用さ:小さなものをつまめる

発達のポイント

運動面の発達

  • 階段を上ろうとする
  • 立った状態から座ることができる
  • 両手に違うものを持って操作する

言語面の発達

  • 「マンマ」「パパ」などの音を意味を持って発する
  • 手を振って「バイバイ」
  • 簡単な指示を理解し始める

安全対策の追加ポイント

ハイハイが活発になるこの時期は、事故防止対策が最重要です。

室内の安全対策

  • 床の物:誤飲の可能性があるものは全て撤去
  • 階段:上下にベビーゲート設置
  • 電気コード:カバーやまとめ器で整理
  • 植物:手の届かない場所に移動

キッチン・浴室

  • 包丁・調理器具:チャイルドロックで保護
  • 洗剤類:高い場所に移動
  • 浴室のドア:必ずロック

おすすめのおもちゃ・アイテム

運動発達促進

  • 押し車:つかまり立ちから歩行へ
  • トンネル:ハイハイで通り抜け
  • ボール:追いかけてハイハイ

知的発達促進

  • 型はめパズル:手先の器用さと形の認識
  • 積み木:握りやすい大きめサイズ
  • 音の出る絵本:言語発達促進

予防接種と健診スケジュール

9ヶ月頃の予防接種

  • 4種混合ワクチン:追加接種(初回から6-18ヶ月後)
  • BCG:接種から6ヶ月後にツベルクリン反応確認

9-10ヶ月健診

この時期に行う健診では以下をチェックします:

発達チェック項目

  • お座りの安定性
  • ハイハイの状況
  • つかまり立ちの可能性
  • 人見知りの状況
  • 離乳食の進行状況

月齢別 1日のスケジュール例

生後7ヶ月(2回食開始)

6:00  授乳・おむつ替え
7:00  遊び・お座り練習
9:00  睡眠
10:00 離乳食1回目・授乳
11:00 散歩・外遊び
13:00 睡眠
14:00 離乳食2回目・授乳
15:00 遊び・ハイハイ練習
17:00 睡眠
18:00 授乳・おむつ替え
19:00 お風呂
20:00 授乳・就寝準備
21:00-6:00 夜間睡眠

生後9ヶ月(活発期)

6:00  授乳・おむつ替え
7:00  自由遊び・探索活動
8:30  睡眠
10:00 離乳食1回目・授乳
11:00 公園・外遊び
12:30 睡眠
14:00 離乳食2回目・授乳
15:00 室内遊び・手づかみ食べ練習
16:30 睡眠
18:00 授乳・おむつ替え
19:00 お風呂
20:00 授乳・就寝準備
21:00-6:00 夜間睡眠

よくある悩みと対処法

離乳食に関する悩み

手づかみ食べで汚れる

  • 準備:床にシートを敷く、エプロンを着用
  • 心構え:汚れることを前提に
  • 片付け:食後すぐに拭き取る

食べムラが出てきた

  • 原因:好みが出始める時期
  • 対策:同じ食材でも調理法を変える
  • 注意:無理強いはしない

安全に関する悩み

目が離せない

  • 環境整備:危険なものは事前に撤去
  • 見守り範囲:安全な範囲で自由に探索させる
  • 外出時:ハーネス付きリュックの活用

夜泣きが激しい

  • 原因:日中の刺激が多い、歯の生え始め
  • 対策:日中の活動量調整、歯固めの活用
  • 環境:静かで暗い寝室環境

人見知り・場所見知りへの対応

人見知りの特徴

この時期の人見知りは正常な発達の証拠です。

典型的な反応

  • 知らない人を見ると泣く
  • 母親から離れたがらない
  • 祖父母でも久しぶりだと泣く

対処方法

日常的な対応

  • 無理強いしない:泣いても抱っこを強要しない
  • 段階的接近:距離を保ちながら慣らす
  • 安心感の提供:母親が笑顔で接する様子を見せる

外出時の配慮

  • 事前説明:相手に人見知りの時期であることを伝える
  • おもちゃの活用:好きなおもちゃで気を紛らわす
  • 短時間から:長時間の外出は避ける

歯のケアと注意点

歯の萌出時期

  • 下の前歯:6-8ヶ月
  • 上の前歯:8-10ヶ月
  • 症状:よだれ増加、歯茎のかゆみ、微熱

歯のケア方法

初期ケア

  • ガーゼ磨き:濡らしたガーゼで歯を拭く
  • 歯ブラシ慣れ:持たせて遊ばせる
  • 仕上げ磨き:嫌がらない程度に短時間

注意点

  • 歯磨き粉は使用しない(1歳頃まで)
  • 強く磨きすぎない
  • 楽しい雰囲気で行う

まとめ

生後7-9ヶ月は、赤ちゃんの世界が大きく広がる重要な時期です。

この時期の重要ポイント

  • 安全対策の徹底(誤飲・転落防止)
  • 離乳食2回食への移行
  • 運動発達を促す環境作り
  • 人見知りへの理解ある対応

ハイハイが始まると事故のリスクが高まりますが、同時に運動能力や好奇心が大きく発達する時期でもあります。安全に配慮しながら、十分に探索活動をさせてあげることが大切です。

注意事項 この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的アドバイスに代わるものではありません。発達や離乳食について心配なことがあれば、必ず小児科や栄養士にご相談ください。

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