洗濯機を回して、干そうとしたところで泣き声。戻ってきたら次は授乳の時間。夕方になっても洗濯物はまだ洗濯機の中にある。赤ちゃんがいる家の家事は、やり始められないのではなく、やり終えられないという形で詰まります。
この記事は、家事が思うように進まなくなっている人に向けて、途中で止まっても崩れない形に変える考え方をまとめたものです。読み終えると、工程のどこを削れるかと、どこまで諦めてよいかの基準が分かります。
時間がどれだけ短くなるかは書いていません。 家の広さも家族の人数も違うので、当サイトで測った数字を出しても読者の家には当てはまりません。ここに書いているのは、工程の組み替え方だけです。
赤ちゃんがいると家事がつらくなるのは、家事そのものが倍になるからではありません。1つの家事を最後までやれる時間がなくなるからです。
同じ洗濯でも、「洗う・干す・畳む・しまう」を通しでやれるなら一続きの作業です。ところが各工程のあいだに中断が入ると、そのたびに「どこまでやったか」を思い出すところからやり直しになります。やり直しの分が、負担として積み上がります。
だから効くのは、速くやることではなく中断されても損しない形に組み替えることです。以下はその具体です。
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掃除は「範囲」ではなく「頻度」で決める
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掃除は「範囲」ではなく「頻度」で決める
部屋全体を週に1回やろうとすると、途中で中断された時点で「やりかけの部屋」が残ります。
範囲を狭くして頻度を上げると、この状態が消えます。1回で1か所にすると、中断されても「その日のぶんは終わっている」か「まだ始めていない」かのどちらかにしかなりません。
赤ちゃんが動き始めるまでは、床とその周りだけに絞っても実害はありません。手の届く高さより上は、後回しにして構いません。
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洗濯は畳む工程を外す
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洗濯は畳む工程を外す
洗濯でいちばん中断されやすいのは、畳んでしまう工程です。時間がかかるうえ、途中で止まると洗濯物の山だけが残ります。
畳まずに済む形にすると、この工程ごと消えます。
- ハンガーにかけたまましまえるようにする
- 下着や靴下は、種類ごとの箱に入れるだけにする
- 赤ちゃんの服は数が多いので、畳まない対象にしやすい
「畳んだほうがきれいに入る」のは確かですが、きれいに入っていることで助かる場面が実際にどれだけあるかを一度考えてみてください。
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料理は下ごしらえと加熱を別の日に分ける
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料理は下ごしらえと加熱を別の日に分ける
料理を1回で完結させようとすると、火を使っている最中に中断されます。これは危険でもあります。
切る・下味をつける段階と、火を通す段階を別の日にすると、中断のリスクが下がります。切るだけなら途中で止めても問題がなく、加熱は短時間で済みます。
まとめて作り置きする方法もありますが、まとまった時間が取れる前提になるので、取れない時期には向きません。詳しくは離乳食の冷凍ストック術にまとめています。
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おむつの後始末は動線を短くする
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おむつの後始末は動線を短くする
回数が多いぶん、1回あたりの手間の差がそのまま積み上がるのがおむつです。1日に何度も繰り返す工程なので、ここを削ると効きます。
削れるのは、替えるたびに歩く距離です。替える場所・おしりふき・替えのおむつ・捨てる場所を手を伸ばせば届く範囲にまとめると、1回あたりの動作が減ります。
においが気になって捨てに行く回数が増えているなら、袋のほうで対処する方法があります。においを通しにくい袋に入れてから捨てると、こまめに外へ出さずに済みます。当サイトで扱っているものはおむつが臭わない袋にあります。
実際に使ってレビューしたアイテム

おしりふきは、片手で取り出せるかで使い勝手が変わります。もう片方の手は赤ちゃんを押さえているので、両手が要る形だと毎回止まります。ふた付きのおしりふきは片手で開けられます。
全部を回そうとすると、どれも中途半端になります。先に諦めるものを決めておくほうが結果的に回ります。
判断の目安は「やらなかったときに何が起きるか」です。
| 起きること | 扱い |
|---|---|
| 衛生や安全に関わる | 落とさない(食器の洗浄、床の危険物、ごみ出し) |
| 見た目が悪くなるだけ | 落としてよい(畳む、並べる、拭き上げ) |
| 後でまとめてやれる | ためてよい(アイロン、収納の整理) |
「見た目が悪くなるだけ」のものは、思っているより多いものです。ここを落とすと、落とさないものに手が回ります。
自分でやらない、という選択肢もあります。
- 買い物。ネットスーパーや宅配に替えると、移動と滞在の時間がまるごと消えます
- 食事。惣菜や宅配を使う日を最初から決めておくと、うまくいかなかった日の予備になります
- 掃除。家事代行は、頻度を落としてでも一度入れると基準が戻ります
罪悪感で判断しないのが要点です。外に出したぶんの時間が何に使われるかで決めてください。
新しいやり方が続かないときは、たいてい次のどれかです。
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手順を細かく決めすぎている
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手順を細かく決めすぎている
曜日ごとに担当を割り振るような形は、1日ずれると崩れます。順番だけ決めて、日付は決めないほうが復帰しやすくなります。
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道具を先に買いすぎている
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道具を先に買いすぎている
やり方を変える前に道具をそろえると、やり方が合わなかったときに道具だけが残ります。今あるもので試してから買ってください。
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片方だけが仕組みを知っている
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片方だけが仕組みを知っている
決めた人だけが分かっている形だと、その人がいない日に元へ戻ります。置き場所を見れば分かる形にしておくと、説明が要らなくなります。
赤ちゃんがいる家の家事で効くのは、時短のテクニックより工程の組み替えでした。
- 掃除は範囲を狭くして頻度を上げる
- 洗濯は畳む工程を外す
- 料理は下ごしらえと加熱を分ける
- おむつは手の届く範囲に道具をまとめる
そして先に諦めるものを決めておくこと。見た目が悪くなるだけのものは、落として構いません。
免責事項: 本記事の情報は執筆時点のものです。アイテムの仕様や価格は変更される場合があります。購入前には必ず最新情報をご確認ください。家電製品は取扱説明書に従って使用し、赤ちゃんの手の届かない場所での作業を心がけてください。
