おむつも替えた、授乳もした、抱っこもしている。それでも泣き止まない。時計を見ると午前3時で、明日も朝から仕事がある——夜泣きがつらいのは、打つ手がなくなったと感じるところにあります。
この記事は、夜泣きで何をしても泣き止まない状況にある人に向けて、試せることを負担の軽い順に並べたものです。読み終えると、順番に試せることと、相談すべき場面が分かります。
「いつ終わるか」「何割が経験するか」は書いていません。 出典を確認できる数字を持っていないためです。確認できない数字は、当たっても外れても読者の役に立ちません。
「◯ヶ月で夜通し眠れるようになる」とも書きません。 眠るようになる時期には大きな幅があり、方法で決まるものではないためです。
おむつ・空腹・暑さ寒さといった理由が見当たらないのに泣き続ける状態を、一般に夜泣きと呼びます。理由がある泣きとは、対処すると泣き止むかどうかで見分けられます。
始まる時期も終わる時期も、子どもによって幅があります。**早く終わる子もいれば、長く続く子もいます。**やり方が悪いから続いている、というものではありません。
🔍
1. まず確かめる
🔍
1. まず確かめる
泣いている理由が実はある、という場合を先に消します。
- おむつ
- 室温と服装(手足ではなく、背中やお腹を触って判断します。手足は冷たくなりやすいためです)
- 髪の毛や糸が指に巻き付いていないか
ここまでで泣き止むなら、夜泣きではありません。
🤱
2. 抱き方と場所を変える
🤱
2. 抱き方と場所を変える
同じ抱き方で長く続けるより、変えてみるほうが早いことがあります。
- 縦抱きにする
- 立って歩く
- 部屋を移る(明るさと空気が変わります)
強く揺さぶらないでください。 泣き止ませようとして頭が前後に激しく揺れると、重い障害につながることがあります。あやすときの揺れは、ゆっくりとしたものにしてください。
🔊
3. 音と光を整える
🔊
3. 音と光を整える
静かにするより、一定の音があるほうが落ち着くことがあります。換気扇や空気清浄機の音でも足ります。
明かりは、天井の照明をつけると目が覚めてしまいます。手元だけを照らせるものがあると、寝かしつけからやり直さずに済みます。
🛏 4. 寝床には何も置かない
🛏 4. 寝床には何も置かない
ここは対処法ではなく、外してはいけない前提です。
赤ちゃんが寝る場所に、タオル・クッション・ぬいぐるみ・ゆるい掛けものを置かないでください。 顔にかかると自分ではどけられず、窒息につながります。「安心するように」と何かを置きたくなる場面ですが、寝床は何もない状態が最も安全です。
- 敷くものは固めで、体が沈まないもの
- 掛けるものより、着せるもので調節する
- 上から吊るすものは、落ちてこない位置に
うつ伏せで寝かせないでください。 自分で寝返りを打てるようになるまでは、あお向けが基本です。
軽い順に試したうえで、次の3つはかえって悪くなることがあります。
⏰
早く寝かせようと、就寝を前倒しする
⏰
早く寝かせようと、就寝を前倒しする
眠くなっていない時間に寝かせようとすると、寝つくまでの時間が延びます。寝る前の流れを毎日同じにするほうが効きます。順番が同じであることが効くので、時刻がずれる日があっても構いません。
😴
昼寝を削る
😴
昼寝を削る
夜に眠らせようとして日中の睡眠を減らすと、疲れすぎてかえって寝つきにくくなることがあります。日中の睡眠は削らないでください。
📱
毎回違う方法を試す
📱
毎回違う方法を試す
その場で次々に方法を変えると、どれが効いたのか分からなくなります。1つの方法を数日続けてから判断してください。
どうしても泣き止まず、自分が限界だと感じたときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、その場を離れて構いません。
- ベビーベッドなど、安全な平らな場所にあお向けで寝かせる
- 別の部屋で数分過ごす。深呼吸をして、水を飲む
- 落ち着いてから戻る
泣かせたまま離れることは、抱いたまま限界を超えるより安全です。 揺さぶってしまう事故は、この限界を超えたところで起きます。ためらわずに離れてください。
夜間の負担を2人で分ける方法は夜間の授乳を2人で分けるにまとめています。担当を性別で固定せず、その日の担当だけを寝る前に決める形が続きやすくなります。
次のような様子があるときは、夜泣きではない可能性があります。時間帯に関わらず医療機関に相談してください。 夜間や休日は、小児救急電話相談(#8000)でつながります。
- 発熱している。生後3ヶ月未満の発熱は、それだけで急いで相談する対象です
- 呼吸が苦しそう、顔色が明らかに悪い
- 泣き方がいつもと明らかに違う。甲高い、力がない
- 嘔吐や下痢を伴う、ぐったりして反応が鈍い
- 体を触ると特定の場所を痛がる
親の側の不調も、相談してよいことです。 眠れない状態が続く、赤ちゃんに対して強い感情が抑えられない。どちらも珍しいことではなく、地域の保健センターが窓口になっています。限界を感じてからではなく、その前に相談してください。
当サイトで扱っているもののうち、寝る環境に関わるものを挙げます。**いずれも夜泣きを止めるためのものではありません。**寝床の安全と体温の調節に関わるものです。
掛けものを減らす。 布団を蹴って冷えるなら、掛けるより着せるほうが確実です。ベビースリーパーは着せたまま眠れます。
実際に使ってレビューしたアイテム

おくるみは、包み方と時期に注意が要ります。 おくるみやスワドルバッグを使う場合、寝返りを始めたら使用をやめてください。包まれた状態でうつ伏せになると、自分で戻れません。脚は自由に動かせるゆとりを残してください。
手元を照らせる明かり。 授乳ライトは明るさを変えられて、ベッドサイドに置いておけます。天井の照明をつけずに済みます。
いずれも無くても回ります。困っている工程がある人だけ検討してください。
夜泣きへの対処で効くのは、強い方法を探すことではなく軽いほうから1つずつ試すことでした。
- 理由がないかを先に確かめる(おむつ・室温・服装)
- 抱き方と場所を変える。強く揺さぶらない
- 音と光を整える
- 寝床には何も置かない。ここだけは対処法ではなく前提
そして泣き止まないときは、安全な場所に寝かせて離れて構いません。体調に関わることは、運用ではなく相談で解決してください。
夜の困りごとについてはねんねシーンのページにもまとめています。
免責事項: 本記事の情報は一般的なガイドラインに基づくもので、医学的な助言ではありません。赤ちゃんの睡眠環境の安全、体調や発達に関する心配がある場合は、必ず小児科医や地域の保健センターにご相談ください。寝具や寝かせ方については、産院や健診で受けた指導を優先してください。


