電車の中で泣き出して、降りるべきか迷う。おむつが漏れて、着替えが1組しかないことに気づく。外出そのものが億劫になっていく——赤ちゃん連れの外出は、一度うまくいかないと次が怖くなるところがあります。
この記事は、外出のたびに身構えてしまう人に向けて、起きやすいことと、その場での動き方をまとめたものです。読み終えると、備えで減らせることと、出かける前に調べておくことが分かります。
「何割が経験する」といった数字は書いていません。 出典を確認できる数字を持っていないためです。
体調に関わることは、この記事では判断しません。 熱が出たとき、けがをしたときにどうするかは後半にまとめていますが、その場の判断を記事に委ねないでください。
外出で困ることは数え上げればきりがありませんが、備えで動きが変わるのは次の3つです。
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泣き止まない
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泣き止まない
いちばん多く、いちばん焦る場面です。焦る理由の大半は周りの目ですが、動き方としては同じで、まず場所を変えるのが効きます。
- 授乳室、多目的トイレ、階段の踊り場、外
- 電車なら、次の駅でいったん降りる
場所が変わると空気と音が変わり、それだけで切り替わることがあります。降りてしまえば時間の制約もなくなるので、予定に間に合わせようとしないほうが結果的に早く収まります。
そのうえで、おむつ・暑さ寒さ・のどの渇きを順に確かめてください。理由がある泣きなら、対処すれば止まります。
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おむつが漏れる
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おむつが漏れる
替えの場所がすぐ見つからないと、被害が広がります。着替えは1組では足りません。
- 着替えは2組。大人の分も1枚あると助かります(抱いていると自分にも付きます)
- 汚れたものを入れる袋を、着替えとは別に用意する
- おしりふきは多めに。手や周りを拭くのにも使います
床に敷けるもの(おくるみやレジャーシート)が1枚あると、替える場所を選ばずに済みます。
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持ち物が足りなくなる
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持ち物が足りなくなる
「足りるだろう」で出て、足りなくなる形です。予定より長引くことを前提にしてください。
- おむつは予定回数+2枚
- ミルクや飲みものは1回分多め
- 予定が延びる前提で、次の授乳の分まで
買い足せるかどうかで分けると考えやすくなります。コンビニで買えるものは足りなくても何とかなり、買えないもの(母子手帳、常用している薬、鍵)だけ確実に持てば足ります。
現地で探すと、探している時間がそのまま負担になります。行き先が決まった時点で調べておくと、その場の動きが速くなります。
- おむつを替えられる場所。商業施設なら階と場所まで。駅なら改札の内か外か
- 授乳できる場所。授乳室があるか、無い場合にどこを使うか
自治体や施設のサイトに載っていることが多いところです。2つとも「無い」場合は、外出の長さを短くするほうが確実です。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
処方されたもの以外の薬を、自己判断で使わないでください。 外出時の持ち物リストに解熱剤を挙げているものを見かけますが、乳幼児への使用は自己判断で決めるものではありません。かかりつけから処方され、使い方を説明されているものだけを持ってください。
冷やす・温めるといった処置も、その場で判断しないでください。 原因が分からないうちの処置は、かえって悪くすることがあります。
迷ったら電話で聞けます。 小児救急電話相談(#8000)は、夜間や休日に、いまどうすべきかを相談できる窓口です。受診するかどうかを含めて聞けるので、判断に迷った時点でかけて構いません。
次の状態は、迷わず救急車(119番)を呼んでください。
- 呼吸をしていない、息が苦しそうで唇や顔色が青い
- けいれんが続いている、けいれんのあと意識が戻らない
- 意識がない、呼びかけへの反応がない
- 大量に出血している、頭を強く打って様子がおかしい
体温の数字だけで判断しないでください。 同じ体温でも状態は違います。生後3ヶ月未満の発熱は、それだけで急いで相談する対象です。
自分で移動できるようになると、困りごとの種類が変わります。
迷子への備えは、離れる前にしておくものです。
- その日の服装を写真に撮っておく。探してもらうときに口で説明するより速い
- 名前と連絡先を、外から見えない場所に付ける(見える場所だと、名前を呼ばれて付いていってしまうことがあります)
- 施設に入ったら、はぐれたときの集合場所を決めておく
口に入るものも増えます。床に落ちているもの、テーブルの上の小さなもの。手の届く範囲を先に見る習慣が効きます。
当サイトで扱っているもののうち、外出の負担に効くものを挙げます。
抱っこ紐は、両手が空くこと自体が備えになります。 泣いたときにすぐ抱ける状態だと、場所を移る動きも速くなります。Ergobaby OMNI 360は抱き方を切り替えられます。
実際に使ってレビューしたアイテム

使用済みのおむつを持ち帰る場面は、外出だと避けられません。においを通しにくい袋に入れておくと、次の場所へ移動するあいだも気になりません。おむつが臭わない袋がこれにあたります。
おしりふきは片手で取り出せるかで、外出先での扱いやすさが変わります。もう片方の手は赤ちゃんを押さえているためです。ふた付きのおしりふきは片手で開けられます。
ミルクは計量が要らない形だと、荷物も現地での手間も減ります。らくらくキューブは1袋で1回分になります。
いずれも無くても回ります。困っている工程がある人だけ検討してください。
外出の準備を毎回ゼロから考えずに済ませる方法は外出の準備にまとめています。
赤ちゃん連れの外出で効くのは、あらゆる事態に備えることではなく起きやすい3つに絞って備えることでした。
- 泣き止まない → まず場所を変える。予定に間に合わせようとしない
- おむつが漏れる → 着替えは2組、大人の分も1枚
- 持ち物が足りなくなる → 買い足せないものだけ確実に持つ
そして体調に関わることは、その場で判断しない。迷ったら #8000、はっきりした緊急の状態なら119番です。
外出の場面で使うものはおでかけシーンのページにもまとめています。
免責事項: 本記事の情報は一般的なガイドラインに基づくもので、医学的な助言ではありません。薬の使用や応急処置、受診の要否に関する判断は、必ず小児科医や小児救急電話相談(#8000)にご相談ください。緊急を要する状態と判断される場合は、ためらわず119番へ通報してください。


