抱っこ紐の売り場で目に入るのは、たいてい「何通りの抱き方ができるか」です。対面、前向き、おんぶ、腰抱き。4通りできるものは、1通りのものより長く使えそうに見えます。
我が家は上の子に生後1ヶ月から3歳ごろまで、下の子にはいまも、エルゴベビー OMNI 360 を使っています。そのあいだに腰抱きは一度も使っていません。
結論から書くと、効いたのは抱き方の数ではなく、両手が空くことでした。 4通りを買う理由に数えていたら、たぶん期待とはずれます。
この記事は、抱っこ紐を買うか迷っている人に向けて、2人に使ってどうだったかを書いたものです。読み終えると、何に効く道具なのかと、慣れるまでに何が要るかが分かります。
正直に書くと、それだけです。決め手は友人から勧められたことでした。
なので、比較を探している方は、この記事だけで判断しないでください。 ここに書けるのは、これを2人に使ってどうだったかだけです。選び方の観点は抱っこ紐の選び方にまとめています。
- 使い始めた時期: 生後1ヶ月
- 使った期間: 上の子は3歳ごろまで。下の子にはいまも使っています
- 使う場面: ちょっとした外出のときと、家で機嫌が悪いとき
- よく使った抱き方: 対面が中心。おんぶと前向きは1歳すぎくらいまで。腰抱きは使っていません
「ちょっとした外出」と書いたのは、遠出のためだけの道具ではないからです。近所へ出るときにも、家の中で機嫌が悪いときにも使っています。
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両手が空くと、外出先でできることが変わる
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両手が空くと、外出先でできることが変わる
これが我が家でいちばん大きい点でした。分かりやすかったのは、使わずに抱っこで昼寝させたときです。
両手がふさがっていると、Suicaを出して改札を通ることも、お店で何かを買うこともできなくなります。 抱っこで昼寝させたまま外を歩くと、この2つができなくなります。
抱っこ紐は「楽に運ぶ道具」として説明されがちですが、我が家で効いていたのは運ぶあいだに別のことができることのほうでした。ここが要るかどうかが、買うかどうかの分かれ目だと思います。
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家で機嫌が悪いときに使える
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家で機嫌が悪いときに使える
外出のための道具に見えますが、家の中でも使っています。
機嫌が悪いときに入れてあげると、そのまま落ち着いてくれることが結構ありました。寝てしまうこともあるので、本人にとってもそれなりに居心地はよさそうです。ただし、どの子にも効くという話ではありません。 我が家ではそうだった、という範囲で読んでください。
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上の子と下の子の昼寝を、同時に回せる
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上の子と下の子の昼寝を、同時に回せる
2人目が生まれてから効いてきた使い方です。外出のとき、上の子と下の子で昼寝の時間がだいたい重なります。
そこで、上の子はベビーカーで寝かせて、下の子はこちらで寝かせる、という形にしています。片方しか手段がないと、どちらかが起きたままになります。
2人目を考えている家庭では、1人目のあいだに元が取れるかだけでなく、この使い方も判断に入れてよいと思います。
うまくいった話だけでは、買う前の判断材料になりません。実際につまずいた点を3つ書きます。
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さっと着けられるようになるまで、何回か練習が要る
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さっと着けられるようになるまで、何回か練習が要る
一つ一つの操作が難しいわけではありません。手順が多いのです。
さっと抱っこしたり、おんぶしたりできるようになるまでには、何回か練習が要りました。 買った日から戦力になる道具ではない、という前提で見てください。
やるとすれば、時間に余裕があるうちに、家で何回か着け外しをしておくことだと思います。
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一定かさばる
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一定かさばる
抱っこ紐を手軽に済ませたい場合には、向かないかもしれません。
使わないあいだも持ち歩くことになるので、荷物の量に効いてきます。ここを軽くしたい人は、別の形のものを見たほうが早いと思います。
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4通りのうち、実際に使ったのは3通りでした
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4通りのうち、実際に使ったのは3通りでした
売り場で数えた4通りのうち、腰抱きは一度も使いませんでした。 前向きとおんぶも、使ったのは1歳すぎくらいまでです。
つまり、長い期間を支えたのは対面ひとつでした。多機能であることを買う理由の中心に置くと、期待とずれる可能性があります。逆に言えば、対面がしっかり使えるかどうかで選んでよい、ということでもあります。
2人に使ってきて、判断の目安はこの3つになりました。
- 両手が空くことが要る場面があるか(改札、買い物、上の子の手を引く)
- 練習の時間を先に取れるか(当日いきなりは難しい)
- かさばることを受け入れられるか(軽さが最優先なら別の形へ)
3つとも当てはまるなら、我が家と同じ使い方ができると思います。1つでも外れるなら、そこが後で効いてきます。
実際に使ってレビューしたアイテム

外出のときに使うものはおでかけシーンのページにもまとめています。
上の子は3歳ごろまででした。きっかけは、はっきりした出来事ではありません。
体が大きくなると、親の負担も増えていきます。 子どもの寝心地も悪そうになってくるので、そのあたりで自然と使わなくなります。何歳までという数字は、体格と親の体力によって変わると思います。
抱っこ紐は落下や姿勢の事故が起こりうる道具です。ここは体験談ではなく、守るべきこととして書きます。
- 必ず取扱説明書に従って使ってください。 抱き方ごとに手順が違い、我が家でも覚えるまでに時間がかかりました
- 対象の月齢・体重の範囲を守ってください。 新生児期は特に、顔が布や体に埋まらない姿勢かをその都度確認してください
- 中古や譲り受けの場合は、バックルやベルトの状態を使う前に確認してください
赤ちゃんの姿勢や呼吸について気になることがあるときは、自己判断で続けず、かかりつけの小児科や地域の保健センターにご相談ください。
エルゴベビー OMNI 360 を2人に使って分かったのは、次の3つでした。
- 効いたのは両手が空くこと。抱き方の数ではありませんでした
- 慣れるまでに練習が要る。買った日から戦力にはなりません
- かさばる。軽さを最優先するなら別の形が向きます
売り場では機能の数が並びますが、自分の生活で毎日起きる場面はそのうち1つか2つです。そこに効くかどうかで選ぶと、外れが少なくなると思います。
免責事項: 本記事の情報は執筆時点のものです。アイテムの仕様や価格は変更される場合があります。購入前には必ず最新情報をご確認ください。抱っこ紐は必ず取扱説明書に従って使用し、対象月齢・体重の範囲を守ってください。赤ちゃんの発達や安全に関する判断は、必要に応じて小児科医にご相談ください。